外国為替の資金の受渡しは当該通貨国の主要銀行で行われます。日本の銀行は、外国の銀行と外国為替業務に関しての業務契約を結んでいます。
それをコルレス契約といい、コルレス契約を結んでいる銀行をコルレス先銀行といいます。銀行は信用リスク管理の観点から取引銀行ごとに取引限度額を設定しています。
日本の銀行に信用不安が出ると、海外の銀行だけでなく日本の銀行も取引限度枠を削りますので外国為替取引ができなくなります。
日本発の世界大金融恐慌を未然に防ぐために、公的資金を使って政府管理銀行にしたことはそれなりに意味のある政策であったと思います。
北海道拓殖銀行、日本債券信用銀行、日本長期信用銀行が多額の税金を投入し倒産でなく政府管理銀行となったのは、外国為替取引以外に円貨および外貨資金取引やデリバティブといわれる金利スワップ取引などインターバンク市場商品の取引残額が巨大な金額だったからです。
日本の銀行が倒産して資金決済を滞ると、取引相手の銀行が資金不足となり決済ができなくなります。そして、連鎖反応的に資金決済ができなくなる銀行が増えてきて、世界の資金決済システムが崩壊してしまいます。
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